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「ピアニストの贈り物」

22日(日)にNHK教育テレビで放送していた「ETV特集『 ピアニストの贈り物 ~辻井伸行 ・ コンクール20日間の記録~』」を見ました。

(いつ書けるんや、と言いながら、参考になりそうなものはつい見てしまって…。

 

ヴァン・クライバーンコンクールの課題曲の多さに度肝を抜かれました。このコンクールのために作曲された現代曲も大変だったと思うのですが、弦楽四重奏との協演もありましたし、ファイナルでピアノ協奏曲を2曲演奏した上に、50分のソロリサイタルも!(私が調べたたいていのコンクールではファイナルは協奏曲1、2曲が普通です)

 

印象に残ったのは、弦楽四重奏とのリハーサル(演奏曲はシューマンのピアノ五重奏曲)のシーンです。辻井さんのピアノで始まる3楽章の前、「ノブ(辻井さんの愛称)に、我々(弦楽四重奏団)の準備が整ったことをどうやって伝えればよいでしょう? チューニングの終わりを合図としてもいいですが、"Ready" と言葉で伝えることもできますよ」とのヴァイオリン奏者の質問に対して、辻井さんは「客席が静まったことでわかりますから、言葉は要りません」と答えていました。

 

アンサンブルには通常アイコンタクトがとても重要ですし、それが使えない場合は誰もが「どうすればいいんだろう?」と思いがちですが、少し視点を変えれば別の方法を見つけられることを教えられました。弦楽四重奏との協演でもファイナルでのオーケストラとの協演でも、弦楽奏者や指揮者が辻井さんとアイコンタクトはできなくても他のピアニスト以上に深いところでのコミュニケーションができたと証言していますし、互いの音楽を感じ、ともに一つの演奏を作り上げるためには必ずしも視力が必要不可欠なものではなく、逆に視力に頼りすぎると大切なものを見落とすこともあるのだと、「目からうろこ」的発見でした。

 

「空白編」のコンクールシーンに即、使えそうなものは見当たらなかったかなあ…。でも20日間のコンクール、カメラがとらえた辻井さんはいつも飄々となさっているように見えましたが、実際にはかなりの重圧がかかっていたことでしょう。チェハはどんなだったのでしょうね。またずっとそばに付き添っておられた辻井さんのお母様を見ていて、成功を祈るだけでなくお母様自身も心配で相当に緊張されていただろうことを思い、ついついチスクさんに重ねていました。

 

先週あたりから、たびたび「春のワルツ」のOSTを聞いています。心は既に青山島やソウルやウィーンに飛び、体もついて行こうとするのですが、作ってしまわなければならない書類がいくつかある上、この季節になると年賀状も気にかかり、とりあえずやらなければならないことを先に片付けようと、グッとこらえているところです。ゆっくりスホ・チェハやフィリップと向き合えるよう、いろんなこと頑張ります 

 

mkm

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プロフィール

そよかぜおばさん

Author:そよかぜおばさん
韓国ドラマ「春のワルツ」で描かれなかった15年間に興味を持ち、何とかこの空白を埋めてみよう!と皆さんからアイデアを頂きながら進めてきました。ドラマ後の物語(ピアニスト クリス・ユンの復活)も同時進行させています。「空白の15年」はまだ6年ほど残っていますが、「復活編」はひとまず完結いたしました。


これとは別に趣味のクラシック音楽の話、印象に残った本やテレビ番組、映画の感想など思いつくまま気の向くままにお話ししたいと思います。

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