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映画 「チョルラの詩」

(精いっぱいネタをばらさないように感想文、書きました)。^^


途中、辛いシーンもありましたが、全体的にほのぼのとした温かさに包まれた映画でした。


在日韓国人三世であるヒョンスがなぜあんなに韓国語がうまいのか?など考え出すと「?」はいくつかあり、そのあたり(在日一世だった祖父がいつ韓国に帰ったのか? ヒョンスはどのように育ち……例えばヒョンスの母は日本人なのか在日韓国人なのか? 学校は日本の学校に通ったのか?……、どこで誰から韓国語を教わったのか?)をもう少し説明してほしかったとは思いますが、前回お話しした「オーケストラ!」みたいに「ありえな~い!!」というお話ではなく、「?」はあるものの隅々まで心をこめて実に丁寧に作られた映画だと感じましたし、その作り手の思いが見る者の心にゆっくりとしみわたるように思われました。


映像もとてもきれいでしたね。光(特に夕日)の使い方が際立っていたように思います。この映画を見た限りでは全羅道は実り豊かな地域ではなさそうですが、やわらかな日の光に包まれた光景が見る人の心を癒してくれるようです。またその土地に住む人々への川口監督の温かい眼差しもそこここに感じられます。


川口監督は人の心の優しさ強さを信じる方なんでしょうね。前作の「トロッコ」を見た時にも感じましたが、その優しさに見る者が癒され、強さに力づけられるように思います。そしてその監督の思いに俳優陣が見事にこたえています。キム・ミンジュンさんもトヨン君も、そしてキム・プルンさんもそれぞれの役になりきって素晴らしい演技を見せてくださいました。


実はトヨン君の演技をちゃんと見たのは「春のワルツ」以来です。「止められない結婚」はYouTube でほんの少し見ただけですし、「チング」は吹き替えと辛いストーリーについていけず、サンテクの学生運動くらいで脱落(これでファンと言えるのか…?! )。でもその分、チェハを超えて大人になった?トヨン君に「チョルラの詩」で出会えて本当にうれしく思いましたし、この映画に出演できたこと本当に良かったね、と心から喜べました。


数年ぶりに再会した従兄弟の心の通い合い、幼なじみとの再会と交流、それを彩る数々の詩、そして美しい風景を思い出すたびに心が温かくなるのを感じます。そしてまたヒョンスやカンスやソンエに会いたくなります。華々しさはないけれど、いつまでも心に残る映画です。静かな世界がお好きな方、是非是非ご覧ください。




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プロフィール

そよかぜおばさん

Author:そよかぜおばさん
韓国ドラマ「春のワルツ」で描かれなかった15年間に興味を持ち、何とかこの空白を埋めてみよう!と皆さんからアイデアを頂きながら進めてきました。ドラマ後の物語(ピアニスト クリス・ユンの復活)も同時進行させています。「空白の15年」はまだ6年ほど残っていますが、「復活編」はひとまず完結いたしました。


これとは別に趣味のクラシック音楽の話、印象に残った本やテレビ番組、映画の感想など思いつくまま気の向くままにお話ししたいと思います。

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