FC2ブログ

福間洸太朗 ピアノリサイタル  2013

大変大変ご無沙汰いたしました。<(_ _)>
夏の間は「ネタ」がなかった上、暑さで思考停止状態。
ブログの記事も、友人知人へのメールも書こうと思っても書けない…。(ToT)
体は何とか元気だったんですが、これも一種の夏バテだったようです。


ようやく涼しくなって芸術の秋を迎え、気になるコンサートもちらほら見つかるようになってきましたので、ぼつぼつと思うこと感じたことを書いてみたくなってきました。


で、久しぶりに出かけたコンサートが、昨年もこの時期に開催された福間洸太朗さんのリサイタル。
〈芸術家たちの憧れた街、パリにて…〉という副題がついていました。
プログラムはこちらです。
     


モーツァルト:きらきら星変奏曲(「ああ、お母さん、あなたに申しましょう」による12の変奏曲)
ドビュッシー:沈める寺(『前奏曲第1集』より)、雨の庭(『版画』より)
ショパン:幻想即興曲、アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ


・・・・・・・・・・・(休憩)・・・・・・・・・・・・


プーランク:即興曲第15番 「エディット・ピアフを讃えて」
フォーレ:ノクターン第2番 ロ長調
サティ:あなたがほしい(福間洸太朗編曲)
アルベニス:マラガ(『イベリア』より)
ストラヴィンスキー:火の鳥 (ギド・アゴスティ編曲)


モ―ツァルトの「きらきら星変奏曲」は、もともとフランスの民謡だったそうで、モ―ツァルトが1778年に6ヶ月間パリに滞在した際にこの曲を耳にして作曲したもの。
ドビュッシー、フォーレ、プーランク、サティはフランス人の作曲家。
ショパンは20歳で「華麗なる大ポロネーズ」を作曲した直後に祖国ポーランドを離れてパリに移り、ピアニストとして活躍しながら多くの作品を書いたことは 皆様ご存知のとおり。
アルベニスはスペインの作曲家ですが、晩年パリに住んで組曲「イベリア」を書いたそうですし、ストラビンスキーのバレエ曲「火の鳥」は1910年にパリのオペラ座で初演されたそうです。


と、副題のとおり、パリにゆかりのある作品ばかりでした。


最初に「きらきら星変奏曲」を演奏された後、今回のリサイタルを企画した思い、パリという街がご自身にとってどんなところか、と前半の曲目の紹介を丁寧に話してくださいました。
(このページの末尾に、福間さんのインタビューのアドレスを貼り付けておきましたので、興味のある方はご覧ください)


演奏はどれも素敵でした。ショパンの「幻想即興曲」の冒頭部分では今まで何となく暗さや焦燥感を感じていたのですが、福間さんが弾かれる「幻想即興曲」は何だか明るい感じがしたのがちょっと意外で、でも「こういうのもアリね」と思えて印象深かったです。


最初は黒っぽいスーツに薄いブルー系(?)のシャツを着ておられましたが、休憩の後は赤と黒と白(?)の縦縞シャツに着替えての登場。


プーランクの即興曲第15番は哀愁漂うロマンチックな曲。フォーレのノクターン第2番はとても穏やか優美な旋律の後に激しい中間部がやってきて、また優美な可愛らしい感じに戻って終わります。いかにもフランス!
そしてサティの「あなたがほしい」。フランス語の「あなた」には2つの言葉があるそうです。「今日は『あなた』ではなく『おまえが欲しい』というタイトルで弾いてみたいと思います」と話されて、ご自身の編曲ヴァージョンで演奏されました。普段よく耳にする「あなたがほしい」より、ずっと情熱的な感じになっていまして、こちらもブラボー!!


この後、一旦 舞台袖に引っ込まれて、次に出てこられた時にはジャケットなしの姿。会場どよめく(笑)。
「今まで誰にも言ったことがないような、キザなタイトルにしてしまって、何だか火照ってしまいました」と苦笑しながら、「実は最後の2曲がかなり激しい曲で、今までジャケットを着たままで成功した試しがないんです」とのこと。


そう話して演奏された2曲は確かにかなり激しいものでした。どちらも初めて聴く曲でしたが、難しい曲を見事に力強くまとめられたな、という印象を受けました(ジャケットなしで演奏されてうまくいったのかどうかはわかりませんが…)


で、鳴り止まない拍手に応えて演奏されたアンコールは次の2曲です。


プーランク : 3つのノヴェレッテ
リュシエンヌ・ホワイエ:聴かせてよ愛の言葉を(福間洸太朗編曲)
http://www.youtube.com/watch?v=QN2o_MS-kn4


本当はもっと聴かせていただきたかったんですが、何度かのカーテンコールの後、最後にはさすがにお疲れの様子で客席に向かって両手を振って帰って行かれました。


実はこの翌日、また別のプログラムで場所も変えてリサイタルをされています。
どちらに行こうかと少し迷いましたが、こちらのプログラムにより惹かれるものを感じました。初めての曲も多かったのですが、とても楽しめて大満足!


福間さんのリサイタルでは、福間さんが音楽と言葉とでご自分の思いを伝えたいという一生懸命な気持ちがひしひしと感じられます。その一生懸命さが決して押しつけがましくなく、とても爽やかに感じられ、演奏の素晴らしさにも惹かれて また来たいな、聴きたいなという気持ちにさせられます。


また来年もこちらでリサイタルをしてくださいますように、そして福間さんがそれまで元気で世界各地で活躍されますように、祈りながらホールを後にしました。


このリサイタルへの思いやパリについての思いを語ったインタビューがありましたので、ご紹介します。
              
http://kansai.pia.co.jp/interview/classic/2013-09/Koutarou-Fukuma2013.html





mkm






スポンサーサイト



プロフィール

そよかぜおばさん

Author:そよかぜおばさん
韓国ドラマ「春のワルツ」で描かれなかった15年間に興味を持ち、何とかこの空白を埋めてみよう!と皆さんからアイデアを頂きながら進めてきました。ドラマ後の物語(ピアニスト クリス・ユンの復活)も同時進行させています。「空白の15年」はまだ6年ほど残っていますが、「復活編」はひとまず完結いたしました。


これとは別に趣味のクラシック音楽の話、印象に残った本やテレビ番組、映画の感想など思いつくまま気の向くままにお話ししたいと思います。

最新コメント

FC2カウンター

FC2カウンター

現在の閲覧者数:

最新トラックバック

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QRコード