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ウィーン・カンマー・オーケストラ&牛田智大

今回は小編成のオーケストラのコンサートです。


モーツァルト:交響曲 第25番 ト短調 K.183
ショパン:ピアノ協奏曲 第2番 ヘ短調Op.21


・・・・・・・・・・休 憩・・・・・・・・・


モーツァルト:交響曲 第41番 ハ長調 K.551「ジュピター」




この演奏会を選んだ理由はいくつかあります。
何よりも、一度 ヨーロッパのオーケストラを聴いてみたかったのですが、フルオーケストラだとちょっとやそっとでは手の出せないお値段になってしまうということが一つ。またお値段とは別に、少人数のきっちりしたアンサンブルを聴いてみたかったことが一つ。それと、14歳の牛田智大くんの演奏を生で聴いてみたかったこと。


今回の座席はステージに向かって右手の3階席。指揮者の右斜め後ろから見下ろすような感じです。編成は第一ヴァイオリン6人、第二ヴァイオリン5人、ヴィオラ4人、チェロ3人、コントラバス2人。(これは最後まで変わりませんでした)。


面白かったのが管楽器でして、モーツァルトの25番では何とホルンが4人! それにオーボエとファゴットが2人ずつ。ホルンが4本というのもビックリでしたが、フルートもクラリネットもいないことにもビックリ。


ショパンのピアノ協奏曲では、フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、トランペット、ホルンが2人ずつでトロンボーンが1人。
モーツァルトの41番ではフルート1人、オーボエ、ファゴット、ホルン、トランペットが2人ずつ。モ―ツァルトの時代には、クラリネットがまだポピュラーでなかったことがよくわかります。


指揮者はシュテファン・ヴラダーさん。この方は「指揮者 兼 ピアニスト」とのことで、ウィーン・カンマー・オーケストラでは芸術監督と主席指揮者を務めておられます。小さいオーケストラなので指揮台はなし。モーツァルトの交響曲では譜面台もなしの演奏でした。


モーツァルトの交響曲第25番では、まだちょっと楽器が鳴りきってないかな?という感じもしましたが、元気な歯切れのよい演奏でした。
1曲終わって、スタッフの方が3人で隅に置いてあったグランドピアノを中央に移動。モーツァルトでは出番のなかった管楽器奏者もその間に入場し、程なくソリストと指揮者の登場と相成りました。ソリストの牛田智大くんは1999年生まれの14歳とのことなので、今は中学3年生でしょうか。以前にテレビで見た時よりも背が伸びて、一段とほっそりと見えました。(あんまり細いので、思わずお肉を差し入れしてあげたくなっちゃいました ^^)


管楽器がそろったせいでもあるでしょうが、さっきまですっかりモーツァルトだったオーケストラが、最初の音からショパンの響き。牛田君もいつも通りのきれいな音で、精いっぱいショパンを奏でていました。


ただ一つ残念だったのは、このオーケストラ、どうも前へ前へと行きたがる、というか、どんどん音楽を進めたがるタイプらしく、一方の牛田くんは自分の間でゆったりと歌いたい方のように見受けられ、その結果、もちろんオーケストラは一生懸命合わせようとしているし、実際アンサンブルはきっちり合ってたんですが、演奏スタイルのずれというか違和感というかが最後まで感じられてしまったことでした。どちらが良いとか悪いとかではなく、「違う」んですよね…。う~ん。。。


すべて終わって帰りがけにロビーで販売されていたプログラムを買って読んでみたところ、このウィーン・カンマー・オーケストラは日本各地で演奏会を開いており、この日が最終日だったことがわかりました。そして牛田くんとの共演はこの日が6回目。なので違和感があったといっても、最初の頃に比べると改善されていたのでしょう。ただ残念ながら、完全に歩み寄るには時間が足りなかったんでしょうね。


でも一生懸命な演奏に、曲が終わった時には拍手喝采。牛田くんは何度もステージに呼び戻され、アンコールにショパンのノクターンOp.9-2 を演奏してくれました。


20分の休憩をはさんで、いよいよ最後の「ジュピター」が始まりましたが、これが最初からすごかった! もう楽器は思いきりのびのびと鳴ってますし、各パートの音のバランスも絶妙で、ぐいぐいと音楽が進んでいく感じで圧倒されました。休憩の間、3階席から下まで降りて行くのも面倒で、ベンチで本を読んで過ごすうちに睡魔に襲われ、ジュピターは目を閉じたまま聴き始めたのですが、力強い演奏に いつの間にやら眠気は吹っ飛び、興奮の嵐…みたいな。(笑)


アンコールは1曲。残念ながら聴いたことのない曲で、ロビーの表示にも気付かなかったので、わからずじまいです。<(_ _)>


各地の演奏会のプログラムを見てみると、牛田くんが出演していない時は、指揮者のシュテファン・ヴラダーさんがモ―ツァルトのピアノ協奏曲 第20番を弾き振りされていました。この方が弾かれるモ―ツァルトも聴いてみたかったなと思いますが、またの機会があれば その時に。


今回、お財布と相談してチケットを買ったのは私だけではなかったようで(笑)、私が予約を入れた時にはC席は既に完売。「音の良いホールだからBで十分!」と、B席の中で音がよく聴こえそうな席を選んだのですが、会場に行ってみると同じ事を考えた方が多かったとみえて、1階席中央や2階席最前列という特等席に結構空きがあったのがもったいなく思われました。お客さんの入りは6割強、といったところでしょうか。景気回復傾向といっても、まだまだ厳しいですものね。。。。


でも2週間連続で、素晴らしい命の洗濯をさせていただきました。次回のコンサートの予定はまだありませんが、手軽に楽しめそうなものを頑張って探したいと思います。








mkm

















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そよかぜおばさん

Author:そよかぜおばさん
韓国ドラマ「春のワルツ」で描かれなかった15年間に興味を持ち、何とかこの空白を埋めてみよう!と皆さんからアイデアを頂きながら進めてきました。ドラマ後の物語(ピアニスト クリス・ユンの復活)も同時進行させています。「空白の15年」はまだ6年ほど残っていますが、「復活編」はひとまず完結いたしました。


これとは別に趣味のクラシック音楽の話、印象に残った本やテレビ番組、映画の感想など思いつくまま気の向くままにお話ししたいと思います。

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