映画 「オーケストラ!」

なかなかに感想文を書くのが難しい映画です(笑)。


30年前にオーケストラの指揮者の職を追われた主人公が、ひょんなことから当時の仲間を集めてオーケストラの再結成を目指す物語、という情報だけを頭にインプットして見に行きました。コメディタッチの感動ものかな?、と予想していたのですが、どうしてどうしてそんなに簡単なものではありませんでした。
無理やりひと言で説明してしまうと、国家権力に翻弄された人々の世代を超えた人生やり直し物語?


でもこう書くと何だか難しいお話みたいですが、実際にはかなりのドタバタものなのです。「ありえな~い!!」と感じられるエピソードの連続。思わず完全に引いてしまいそうになりながら、「こんなんで、どうやって最後まで行くの???」が気になって引き込まれる、みたいな。突っ込みどころはいっぱいあります。^^


メンバー全員が再結成を望んでいたのかと思いきや、本気だったのは指揮者とその親友のチェロ奏者だけだったみたいで、結局メンバーを呼び戻したのは、かつて国家によって死に追いやられた才能溢れる仲間との絆だったようです。


このあたりをもう少し詳しく説明してもらえるとわかりやすかったのですが、最後に一気に謎が解明されて頭がついていきませんでした(私だけかもしれませんけれど…)。で、普段はあまり買わないパンフレットを買って読んでようやく納得、でした。


旧ソ連の共産主義体制について、そしてユダヤ人迫害について、ヨーロッパの少数民族について、ロシア人の国民性について、ある程度の知識がないと本当にはわからない部分があるのでは?と思えます。このあたりの事情を勉強してから見たらもっと共感できたかもしれません。実際、諷刺もかなりあったように思います。それについて確信が持てないのが辛い…。


途中についていろいろ書きましたが、最後の12分ほどのコンサートシーンは素晴らしかったです。音響は「のだめ」を見た映画館の方が良かったし、音楽自体が「のだめ」に比べると少なかったと思いますが、ラストのチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲は圧巻でした。ヴァイオリニスト役のメラニー・ロランさん、大変おきれいな方です。この役を演じるために4ヶ月間ヴァイオリンの猛練習をなさったそうです。実際に演奏されていたのはどなただったのでしょう?


途中でいっぱい感じた「?」を最後の12分が吹き飛ばしてくれました。元気をもらえるラストシーンであることは間違いありません。

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バイオリニスト

WikiやIMDbによれば、Sarah Nemtanu(フランス国立管弦楽団の第1バイオリニスト)で演技指導もされたそうです。サントラでは彼女の映画版のチャイコフスキーが聴けるとか。私もいつか観たいと思っています。


DVD発売の会見でしょうか。どういうお話をされているのか、さっぱりわからないのがつらいところですが、冒頭でサラさんの演奏が少し聴けます。
http://www.youtube.com/watch?v=8MIeMmigDeE
  • 2010-06-12 12:44
  • URL
  • ピアノ♪ #0IUSwUQY
  • Edit

Re: バイオリニスト

ピアノ♪さん!
教えていただいてありがとうございました。どうも探すのがヘタクソで…。


YouTube の動画、拝見しました。お一人での演奏なのに、オーケストラをバックにした演奏に引けを取らないように感じられるのはさすがですね。マイクを持って長い時間話されているのが監督だと思います。フランス語なんでしょうけれど、私もチンプンカンプンです。


機会があれば是非ご覧くださいね。「ありえな~い!」と思った個所もありましたが、出演交渉の場面なんかは何だかとってもリアルで面白かったです。^^
  • 2010-06-12 17:39
  • URL
  • mkm #0ls4tc0A
  • Edit

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そよかぜおばさん

Author:そよかぜおばさん
韓国ドラマ「春のワルツ」で描かれなかった15年間に興味を持ち、何とかこの空白を埋めてみよう!と皆さんからアイデアを頂きながら進めてきました。ドラマ後の物語(ピアニスト クリス・ユンの復活)も同時進行させています。「空白の15年」はまだ6年ほど残っていますが、「復活編」はひとまず完結いたしました。


これとは別に趣味のクラシック音楽の話、印象に残った本やテレビ番組、映画の感想など思いつくまま気の向くままにお話ししたいと思います。

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