トンイ 第31回

トンイ、王様、そしてチョンス兄さんが互いを深く思い遣る心に満ちたお話でした。なので、今回はオクチョン一派は抜きにお話しします。今回、彼らの出番はあまりなく、これからしばらくはトンイの経歴の粗探しに専念するようですから。(笑)


まず冒頭で、王様は重臣たちに「女官チョン・ドンイを承恩尚宮にする!」と高らかに宣言し、異議を唱える重臣たちに「これはそなたらが口をはさめぬ王室の問題だ!!」とかっこよくきめたものの、自室に戻ってくるや、「いきなり承恩尚宮にされたトンイはこのことをどう思っているだろう」とオロオロと心配しているのが とっても微笑ましかったです。「今まで友達として接してきたのに、いきなり夫婦(めおと)となるとどう思うだろう? 王命だから仕方なく従うのではなく、少しでも自分に思いを寄せていてほしいのだが」と。


以前にも王様は自分が王だとトンイに知られた時に、トンイが騙されたと思って怒っているのでは?と心配していました。王様なんだからもっと堂々としていたらいいのに、とも思いますが、王だから、とその地位を振りかざすのではなく、一人の人として、また男性として誠実にトンイに向き合おうとする姿勢には好感を覚えます。そんな王様に側近中の側近であるハン内官は「そのままのお気持ちをお伝えになれば」と優しくアドバイス。(この方は派閥争いには無縁の方で、王様のお兄さんのように頼りになる方です)。


そしてトンイのもとを訪れて一世一代の告白をし、また自室に戻って
「なぜ動悸が激しいのだ? 主治医を呼ぶか…。おかしいな。」
と呟きました。ああ、王様どこまでも純情。^^
王妃との結婚は恐らく親が決めたものだったのでしょうし、チャン・オクチョンを側室にする時も彼女の気持ちを心配するような状況ではなかったんでしょうね。たぶんチャン・オクチョンは「王様をお慕いしております」モード全開だったでしょうから。だから王様にとっては生まれて初めての経験。


一方のトンイはいきなりきれいな衣装を着せられ輿に乗せられて宮廷入りし、立派な部屋に通され、何人もの女官にかしづかれて途方にくれていましたが、訪ねてきた王様から承恩尚宮にしたのはトンイを守るためであること、そして形だけのことでなく自分の気持ちは本物だから、そばにいて自分の気持ちを受け入れることを考えてほしいと告白されて、またまたびっくり。でも思い出の指輪を贈られて、王様が帰った後で嬉しそうな微笑みを浮かべていました。そして王様の真心がトンイの心を動かしたことが感じられて、こちらまで嬉しくなりました。
(プロポーズに市場で買った指輪を贈るの?と突っ込みたくなりましたが、以前トンイと市場で会った時に、トンイに似合うかと思って買ったのだ、との言葉に二人にとっては思い出の品なんだということがわかって、またまた微笑ましく思われました。^^)


でもここからトンイの葛藤が始まってしまって…。
世間ではトンイは罪人の娘であり、本名も明かせず逃げ隠れしている存在なので、そんな自分が王様のそばにいて良いのか、自分にはその資格がないと苦しむ姿が哀れです。トンイは何も悪くない。でも父も兄も無実だと言っても、その証拠がないのです。


複雑なのはチョナス兄さんも同じで、トンイを訪ね彼女が悩む姿を見て、
「なら一緒に逃げるか? それができるか?
 何も知らなかった頃のように、王様を知らなかった頃のように生きる覚悟はあるのか?」
と問いかけます。


もしこの時トンイが逃げると言えば、チョンス兄さんはどんなことをしてもトンイを守って逃げたでしょうね。でもトンイはその決心もつかなくて、それを見たチョンス兄さんはかつてトンイが父や兄と暮らした家行き、トンイの身元を証明する書類(?)を焼き捨てました。この時チョンス兄さんがかつて4人で過ごした楽しかった日々を思い返しながら浮かべた微笑みが本当に温かくて優しくて、それだけにチョンス兄さんがトンイをどれだけ大切に思っているかが感じられて切なくてなりませんでした。


悩むトンイは父と兄が亡くなった崖の上で2人の供養をしながら「私はどうすればいいの?」と涙。
そこへチョンス兄さんからトンイの居所を聞いた王様が駆けつけてきて「何も言わなくていいから、余のそばにいてくれないか」と語りかけ、トンイは泣きじゃくりながら「私がそばにいてもいいのですか?」と王様の胸に飛び込んで、とりあえずハッピーエンドとなりました。


この時、トンイがありのままを打ち明け、それでも自分が王様のそばにいても良いのかと尋ねたら王様はどうしたかなあと思います。王様のことだからトンイの言葉は信じてくれたと思うのですが、王様といえども2人の無実を証明することはできないし、いつもは頼りになるソ・ヨンギもこの件に関しては頼ることができないし。


トンイは父と兄の名前を書いた位牌(?)を並べていたのに、王様 気がつかなかったのかなあ?
よく見れば2人の姓がトンイが今 名乗っている「チョン」ではなく「チェ」であることがわかったはずなのに。


問題は先送りされたまま、とりあえず一件落着。これからいろいろあるだろうけれど、王様 頑張ってね!!とエールを送りつつ、2人の幸せを祈ります。


感じたことはたくさんあるのに、まだまだ語り尽くせません。物語も回を追うごとに深くなってきたような気がします。






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Author:そよかぜおばさん
韓国ドラマ「春のワルツ」で描かれなかった15年間に興味を持ち、何とかこの空白を埋めてみよう!と皆さんからアイデアを頂きながら進めてきました。ドラマ後の物語(ピアニスト クリス・ユンの復活)も同時進行させています。「空白の15年」はまだ6年ほど残っていますが、「復活編」はひとまず完結いたしました。


これとは別に趣味のクラシック音楽の話、印象に残った本やテレビ番組、映画の感想など思いつくまま気の向くままにお話ししたいと思います。

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