トンイ 第33回   チャン・オクチョンとトンイ

今回は全編サスペンス仕立て。何だかドラマの初期を思い出します。しかもトンイが自分に仕掛けられた罠を解明していくストーリーと、南人(ナミン)派がトンイの素性を暴こうとするストーリーが絡み合って進んでいくので、あっちもこっちも気になって「ふむふむ、それで?」と一気に見てしまいました。


また普段は表には出てきませんが、トンイが父と兄を罠に嵌めた人物を探すというストーリーが第4回からこのドラマの底流にしっかりと存在しています。最初の頃の細かいストーリーは忘れてしまったので、先日トンイのガイドブックをパラパラと立ち読みしてきました。ドラマ冒頭から南人派の陰謀がはっきりと描かれていて、チャン・オクチョンや彼女を推す南人の重臣(「春のワルツ」のミョンフンさん)が幼い日のトンイと浅からぬ因縁を持っていたことに改めて驚きました。で、ドラマ全体の構成は本当にしっかりしていると感心しながら帰ってきた次第です。
かつて物書きの真似ごとをした身としてはただただ脱帽です。


話が少々それましたが、今回の冒頭でのトンイとチャン・オクチョンの会話に二人の生き方の違いがはっきりと表れていました。


「誰であれ無実の罪に問われるのを放っておくことはできません。これまでは力のある者が何食わぬ顔で弱い者を虐げてきましたが、私は今の立場でできる限りのことをして無実の弱い者を守りたいと思います。それが私に過分な座を与えられた理由だと信じていますから。」と言うのがトンイ。


一方のチャン・オクチョンは
「力のあるものが何食わぬ顔で弱い者を虐げる理由は何だと思う? それが力というもの、権力というものだからだ。そなたにもじきわかるであろう。そなたの立場で、そなたの力では何もできぬということをな。ここは正義を貫く場所ではない。誤ったことも正しいと思わせねばならぬ所だ。」
と冷たく言い放つのです。


尚宮時代のチャン・オクチョンは明るく聡明で真っ直ぐな女性でした。なのでトンイも彼女のことを尊敬していました。ただ心の奥深くには「いつか王妃に」という野望を抱いていたことで、2人の歩む道は少しずつ離れていき、今ではすっかり対立するに至っています。


チャン・オクチョンの末路は歴史が示していますので、恐らくこの野望が彼女を滅ぼすことになるのだと思います。そしてトンイは何があっても、どこまでも彼女らしく生きるのでしょう。2人の生きざまをこれからも興味深く見守りたいと思います。


細かいことですが、疑問に思っていることをいくつか書いてみたいと思います。
以前から気になっていることなのですが、登場人物の服装はいつも同じです。奴婢、女官、尚宮、兵士、内官、王族それぞれ服装が定められているようですが、四季のある韓国でこれはいくらなんでも不自然ではないか?と思われるのです。


しかも王族に仕える女官や内官は建物の外で、常に頭を15~20度くらい下げた姿勢で立っています。ただ疲れるだけでなく、首や腰が痛くなるんじゃないかと気になるのですが、この服装で真冬も立っているのだとするとどう考えても凍えてしまいます。実際はどうだったのかなあというところが気になります。


夏服、冬服はあったのかもしれませんが、ドラマではそこまでの予算が…ということだったのかもしれません。またトンイが尚宮になってからの衣装もいつも同じで「着たきり雀」状態です。せめてもう一着くらいあっても、と思うのですが、これも予算の問題なのかも? 一番服装が変わるのは王様です。^^ (お忍びで出かける時には王の服ではなくなるので)。
「王様~、トンイにも新しい服を買ってあげてね~」と突っ込みながら見ています。(笑)



mkm




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Author:そよかぜおばさん
韓国ドラマ「春のワルツ」で描かれなかった15年間に興味を持ち、何とかこの空白を埋めてみよう!と皆さんからアイデアを頂きながら進めてきました。ドラマ後の物語(ピアニスト クリス・ユンの復活)も同時進行させています。「空白の15年」はまだ6年ほど残っていますが、「復活編」はひとまず完結いたしました。


これとは別に趣味のクラシック音楽の話、印象に残った本やテレビ番組、映画の感想など思いつくまま気の向くままにお話ししたいと思います。

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