トンイ 第53回

もうヤケクソというか、何というか…。


世子から病気のことを聞かされた王様はただただ驚きショックを受け、オクチョンを訪ねると激しい怒りの言葉を浴びせて彼女を突き放しました。同じ頃、オクチョンの母がトンイの家に放火したことがばれて捕まるわ、世子の病気のことが重臣たちに広まってしまいオクチョンに味方していた重臣たちも離れていくわで、今までオクチョンが必死に守ってきたものが まるで掌から砂がこぼれ落ちるようにあっという間になくなっていきました。


自業自得だと思いながらも、ここまではオクチョンがなんだか可哀想にも思えていたんです。
それなのに、それなのに…。


母親が捕えられてさすがのオクチョンも生きる気力を失いかけていたのですが、「生き残らねば、復讐せねば」とたき付ける兄の言葉に、トンイとクムの暗殺計画を立てるんです。「自分だけが全てを失うわけにはいかない。自分と同じように、淑嬪も全てを失うべきだ」などと言って。


オクチョンが全てを失ったのは彼女のせいです。トンイが陰謀を企ててオクチョンから全てを奪ったのではないのです。トンイも自分の子どもを何より大切に思っていますが、それでもトンイは世子を気遣い、世子が傷つかないよう心を砕いていますし、王室の一員として王室が揺るがないよう自分にできる最善を尽くしているんです。(一緒にするな です。


警備が厳重なトンイの住まいを襲わせるため、オクチョンは策略を練ります。
① まず宮廷内に放火して、人々の目をそちらに向ける。
② 火事が激しくて手に負えない場合は鐘を鳴らして近隣の民を火消し手伝いに呼ぶので、その民に刺客を紛れ込ませる。
③ そのためには盛大に燃やす必要があるので、よく燃える油を宮廷の蔵から盗み出す。
④ そして火をつけた場所は、あろうことか東宮殿  
  (正気の沙汰とは思えませんね)


火事の直前までは、追い詰められたオクチョンが何をするかわからないためクムを連れて避難しようとしていたトンイですが、ちょうどその時 東宮殿から火が出たため自分たちの身を守ることは忘れてしまい、ただ世子を心配してチョンス兄さんを東宮殿に行かせてしまいました。そしてチョンス兄さんは東宮殿に向かう途中で怪しい男たちを見かけて急いで戻ろうとしたんですが間に合わず、トンイは賊に切られてしまって次回に続く…。


それにしても火事の時、世子はどこにいたのでしょう。いくらなんでも世子を危険な目に遭わせるとは思えませんし、火が出てからのオクチョンは、ただただ暗殺計画の成功を祈っているようで世子の心配をしている気配はありませんでしたので、恐らく事前にどこか安全なところに移したのだろうと思っていたのですが、東宮殿付きの女官や内官は世子様の行方がわからないと血眼になっています。


そして心配して駆け付けた王様は、世子の行方がわからないと聞くやいなや真っ青になって燃え盛る東宮殿に飛び込んで行ったのです(王様の気持ちは痛いほどわかるんですが、ここは自重しないと…。王様が飛び込むと、当然お付きの者たちも後に続きますから、どう考えても消火作業の邪魔にしかならないと思うんですよね)。


心から世子を心配する人たちを騙して(クムまで自分づきの女官を東宮殿に行かせたんです)、その上トンイたちを殺そうとするなんて、絶対やっちゃいけないことです。今までいろんな悪事をはたらいてきたオクチョンですが、もうほんとにおしまいだよ…と何だか哀しい思いで見ました。何より世子が可哀想で………。


ここから世子のことを語りだすと長くなりますので、また改めます。
宮廷に権力争いはつきものですし、オクチョンが特別ひどいわけではないのかもしれません(今までに朝鮮王朝を舞台にしたドラマを見たことがないのでよくわからないのですけれど…)。権力争いの影で、世子のような真っ直ぐな心を持った若者が苦しむこともきっと多かったのでしょうね。宮廷って本当に大変なところです。




mkm






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Author:そよかぜおばさん
韓国ドラマ「春のワルツ」で描かれなかった15年間に興味を持ち、何とかこの空白を埋めてみよう!と皆さんからアイデアを頂きながら進めてきました。ドラマ後の物語(ピアニスト クリス・ユンの復活)も同時進行させています。「空白の15年」はまだ6年ほど残っていますが、「復活編」はひとまず完結いたしました。


これとは別に趣味のクラシック音楽の話、印象に残った本やテレビ番組、映画の感想など思いつくまま気の向くままにお話ししたいと思います。

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