トンイ 第56回

面白いんだけど、フィクションだと丸わかりなので何だか入り込めない……的なお話でした。(でもフィクションだとわかっていてもついつい引き込まれることもありますよね。何が違うのかなあ?)


トンイがクムを世子にしようと企んでいると思い込んだ仁元王妃は、クムを結婚させて宮殿から追い出そうと画策。この当時は世子以外の王子は結婚したら宮殿を出ることになっていたそうですが、宮殿を出ると命を狙われる危険が増しますし、何よりまだ結婚するには幼すぎますので、何とかクムを宮殿に残したいトンイは生母が結婚相手を決めることもあるという慣例を盾に、クムの花嫁選びを開始。


重臣たちが推薦する「名家」の子女には目もくれず、トンイが選んだのは政治や権力には興味がなく、未だ出仕もしていない儒学者 徐宗悌(ソ・ジョンジェ)の娘でした。トンイは「奪う力ではなく分け合う力。恥じることを知る力。何より手にした物が何でもないことを知る力。そんな真の力を我が子に与えたい。そんな力が勝つ世の中を夢見て欲しい。だから先生のような方にそばについていてほしい」と、その儒学者を説得。今 クムの教育係をしている雲鶴(ウナク)がソ・ジョンジェの恩師であったという縁もあって、ソ・ジョンジェはこの縁組を承諾しました。


実はトンイにはもう一つの狙いがありました。今 ソ・ジョンジェが住んでいる家には、ある言い伝えがあったのです。以前、その家に暮らしていた王子が、王位に就く立場にはなかったのに後に王となったということが二度もあったというのです。以来、その家には「王気(将来、王となる気)」が流れていると言われており、クムがその娘と結婚してその家に住めば、民衆はいつかクムが王位に就くと信じるようになるのではないか。そうなるとクムを王位につけたくない輩は困るんじゃないか。これがトンイの2つ目の狙いでした。


身分の低い儒学者との縁組を決めたトンイのことを世子派の重臣たちは嘲笑っていたのですが、その家に伝わる「王気」のことを知ると大慌て。世子の座を確かなものにするためにクムを追い出そうとしていたのに、かえってクムを王位に近づけることになっては元も子もないと、結局はクムを結婚後も宮殿に留めることになりました…というお話なんです(重臣たちのうろたえぶりが可笑しかったです)。


この勝負はトンイにとって、ある意味 大きな賭けでした。重臣たちが「王気」の言い伝えを気にしなければ、やはりクムは宮殿を出ていかなければならなかったからです。気にしてくれて大助かり。またチョンス兄さんが世子派のチャン・ムヨルの弱みを握ってくれたお陰で、彼がクムを宮殿に残すよう発言してくれて大助かり(ここら辺が少々作為的過ぎて、結論ありきに感じられたのかも?)。


ただ疑問が1つ。
世子以外の王子が結婚後、宮殿を出るという慣習はまだわかるんですが、宮殿を出た王子は妻の実家に住むのが普通だったんでしょうか? 王子の身分のまま宮殿を出るわけですから、王室所有の別邸に住むなり新しく屋敷を建てるなりするのではないんでしょうか? 花嫁の実家で暮らすんなら、婿に入るみたいですよね?


何にしても、まだあどけないクム(この時、数えで8歳)の結婚式は微笑ましいというか可愛らしいというか…。花嫁はクムより何歳か年上だったそうですから、2人並ぶと姉と弟にしか見えませんが、もう10年もすればきっとお似合いの夫婦になることでしょう。とにかくクムは花嫁が母上のように美しかったと大はしゃぎで、その夜はなかなか寝つけなかったそうです(笑)。


ちなみに実際のクムの結婚はこの2年後のことだったそうです。相手が徐宗悌の娘というのは事実だったそうですが、どうしてこの娘に決まったのかなあと楽しく想像をふくらませています。またこのドラマでは世子はまだ独身ですが、実際にはオクチョンが亡くなる5年前に世子は結婚していたそうです(普通、世子が先ですよねえ。)


婚礼も終わって、ほっとひと息という時に、王様が珍しく厳しい表情で
「クムも王位に就くべきだと考えているか? それが宮廷であの子を救える唯一の道だと思わぬか?」
とトンイに尋ね、トンイは
「王様の後を継ぎ、この国の王になるべきは世子様しかおらず、これは断じて変えてはならないことだけれど、クムを救える道、それはクムもまた王になることだとあの子の母として心に決めた答えです」
と告げて次回に続く。


滅多な人に聞かれたら また大騒ぎになるような会話ですが、クムの父として母として交わす言葉ですし、互いを信頼してこそ言える言葉ですので、非常に緊迫感高まるシーンではありましたが王様とトンイの絆の強さをも感じさせられました。


ざっと見直してみて、いろんなエピソードを詰め込みすぎていることが「面白いのに引き込まれなかった」一つの原因のようにも思えます。終わりが近づいて、いろいろ帳尻を合わせなければならないんでしょうけれど、なるべく「自然に」お願いしたいです。^^





mkm





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Author:そよかぜおばさん
韓国ドラマ「春のワルツ」で描かれなかった15年間に興味を持ち、何とかこの空白を埋めてみよう!と皆さんからアイデアを頂きながら進めてきました。ドラマ後の物語(ピアニスト クリス・ユンの復活)も同時進行させています。「空白の15年」はまだ6年ほど残っていますが、「復活編」はひとまず完結いたしました。


これとは別に趣味のクラシック音楽の話、印象に残った本やテレビ番組、映画の感想など思いつくまま気の向くままにお話ししたいと思います。

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