神尾真由子 with フランツ・リスト室内管弦楽団

なんやかんやでバタバタしている間に、一ヶ月も経ってしまいました。
今さらのようですが、ひと言 感想をお届けします。


一度聴いてみたいと思っていた神尾真由子さんが近くにいらっしゃるということで、私としては珍しく (?) いつもよりは早くチケットを申し込みました。


プログラムはこちらです。
      

ブラームス : 弦楽六重奏曲 変ロ長調 op.18
サラサーテ : ホタ・ナヴァラ ※
          《 休 憩 》

サラサーテ : カルメン幻想曲 ※
ピアソラ  : ブエノスアイレスの四季 ※
              ※印=ソロ・ヴァイオリン:神尾真由子


フランツ・リスト室内権限楽団は1963年にリスト音楽院の学生たちによって設立された室内オーケストラとのことです。17名の弦楽器を中心に、演奏曲目によってはハープシコードや管楽器が加わることがあるそうです。
(この日は弦楽器のみでした。)


1曲目は大好きなブラームスの弦楽六重奏曲。各パート1人ずつの演奏かと思いきや、17名全員での演奏。いつもCDで聴くのと違って、各パートを複数で演奏している分 音に厚みがあり、より聴きごたえがありました。


2曲目からは神尾真由子さんが加わって、協奏曲形式の演奏。
「ホタ・ナヴァラ」は、「カルメン」を思い出すような、明るく陽気な曲。奏法も普通のピッチカート、左手の指で弦を押さえながらのピッチカート(というのか?)、フラジオレットに重音など、難しいそうなものは何でもありで、それを涼しい顔で弾いてのける神尾さんはさすがだなと思わされましたし、3曲目の「カルメン幻想曲」は、正にビゼーの「カルメン」をもとにした曲で、見ても聴いても難しそうな旋律を、神尾さんは見事に弾きこなしておられました。


最後の「ブエノスアイレスの四季」はなかなか面白い曲でした。
ヴィヴァルディの「四季」と同じく、「春」から始まって「冬」で終わる4楽章から成る30分ほどの曲です。


日ごろタンゴは聞かないし、ピアソラの作品も「リベルタンゴ」くらいしかちゃんと聞いたことないという ずぶの素人な私ですが、冒頭の勢いのあるリズムに 最初から引き込まれました。いきなり不協和音で音楽が進んでいくのは個人的にあまり好きでないのですが、「この曲は私をどこに連れていくのだろう?」という感じに、聞き手をつかんで離さないのです。


激しく技巧的な部分としっとりと歌い上げる部分が交互に現われ、またところどころにヴィヴァルディの「四季」の一節が現われて、「次はどうなるの?」と楽しみに聴けた気がします。


アンコールは意表をついて (?) 、大河ドラマ「軍師官兵衛」のテーマでした
ちょっとビックリしましたが、よく考えたら神尾さんはドラマ後の「官兵衛紀行」の演奏を担当しておられるので、そのご縁での選曲だったのだと思います。そしてさらによく考えたら、黒田官兵衛が荒木村重に幽閉された有岡城は、この日の会場からわずか500m ほどのところにあったのです。


神尾さんはこの日の会場の隣の市のご出身。そんなご縁で生まれた この日のコンサートだったのでは?と思いますが、自分もそのご縁に与れたことに感謝感謝。。。


この会場はいわゆる音楽専用ホールではないようで、音響的には少し残念な部分もありました。でもそんな環境でも神尾さんが本当にお上手なことはよくわかりましたし、また機会があれば是非聴きたいと思います。





mkm









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Author:そよかぜおばさん
韓国ドラマ「春のワルツ」で描かれなかった15年間に興味を持ち、何とかこの空白を埋めてみよう!と皆さんからアイデアを頂きながら進めてきました。ドラマ後の物語(ピアニスト クリス・ユンの復活)も同時進行させています。「空白の15年」はまだ6年ほど残っていますが、「復活編」はひとまず完結いたしました。


これとは別に趣味のクラシック音楽の話、印象に残った本やテレビ番組、映画の感想など思いつくまま気の向くままにお話ししたいと思います。

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